- OCT
- 1
- 2017
「密室の怖さ」②〜美容整形外科(皮膚科)〜
書いてたら、思い出してきた。
「無責任かもしれませんが」と切り出した宇津木先生はこう始めたんだった。
「ほら?言うじゃ無いですか?
1つの機能が落ちると、他の感覚が優ってくると!!!」
もう、その最初の一言でイヤだった。(何を言わんとしてるかわかるし)
だから?
だから? 目が見えないと耳の機能が研ぎ澄まされるから、音楽に向いてるとか? (別に目を閉じればいいことじゃん)
だから? 他の人には無い才能を得たと思って、とか。(やかましい)
だから? (ウルセェ、以下同文)と言うスタートです。
「励まそう」とする気持ちだけは伝わってくるけど、陳腐すぎて。
今年の春(4月頃)、私は母に言いました。
りずむ「子供の頃からある黒子が、すごく大きくなってきて、出っぱって来てきになるんだ〜」
母 「そんなの早く、取りなさいよ」
りずむ「だよね、、、。だけど、私が切ったり何かするたびに、悪い方向に行く気がして、何もしないほうがいいのかな、、とかね」
母 「黒子が大きくなるのはきになるから、さっさととって、検査にだしなさい」
りずむ「だよねぇ〜」
それからの流れ
1)皮膚科を渡り歩く
横浜で良い皮膚科を知らないので、なんか3件くらい行った。
2)黒子の診察ばっかりする
黒子の診察ほど意味の無いものはない
3)「普通の皮膚科じゃダメ」と気づく
皮膚科は皮膚科でも「レーザー」や「簡単なオペの設備」があって、黒子(イボ)を除去する準備がないとダメだ。
じゃないと、ただ皮膚科行って「イボですね」と言う診察を受けるばかり、と言う意味のなさ。
結局、目指すは「美容整形外科」か「美容皮膚科」で保険治療もやって所。
すなわち、私が長年ボトックスを打って来たような病院です。
一般的な人が、レーザー脱毛やシミ取りに行ったりする「美容外科」の様なクリニックで、保険治療もやってる所。(イボの除去なんて保険適応だから)
横浜で探しました、行きました。
問診表を書きました。
「ジストニア」のことを書きました。なぜなら、脇の下の傷の跡がひどいし、傷が引き連れて痛いから、皮膚科で見てもらいたかったから。
(女子医大に行くきはさらさらない)
Dr 「ごめんなさい、サングラスとってもらわないと」
りずむ 「あ、失礼しました(忘れてた)」
Dr「医者は患者さんの顔、見れないとね」
りずむ 「そうですね、失礼しました。ただ問診票に書きましが、ジストニアと言う病気で、顔にちょっと問題が、、、」(サングラス外す)
医者、吹き出しちゃった。 ←本音だね。サングラスの下の顔が、予想と違いすぎたんだね。
Dr「(笑いをこらえながら)ジストニアは専門外なのであまり存じませんが、あはは、あはは、あはは」
りずむ「笑い事じゃないんですけど、ただ、顔はこれなんで。常に痙攣してるけど、別に施術が痛いとは限りませんから、悪しからずってことです」
Dr 「あ、いや、すみません。あはは」←何か面白いらしくまだ笑う。
私は、長年の病院巡りで気づいたことは
医者は「当院ではできません」の一言を言えず、
「当院でできない時に限って、長々、だらだら、喋る」
その長さ30分だったり、1時間だったり。
そして、最終的に「大学病院をご紹介します」とか言う。
この医者もしかり。
さんざん、黒子の写真をトリ、パソコンに映し出して、
長々と黒子の所見を発表し、(黒い場所と茶色い場所とか)
「これ見てください、ここ見てください」とマウスをカチカチカチカチ、
カーソルをぐるぐる、ぐるぐる動かし、
「だから、そんなチカチカされたら、目を開けれません(怒)」となって
りずむ「この病院で、施術できるんですか?できないんですよね?」
Dr「はい、当病院では切除できません」
となってから、帰り際に私の怒り爆発。
患者の言い分。
もう、帰っていいですか?(まだ話が続きそうだったので)
この顔を、人に笑われるのは慣れてます。
心無い人は、私の顔を真似しながら、私と会話したり、よくあります。
でも、医療に従事してる人が笑いますかね?
なんのために問診表を書いたんですか?
しかも、メガネ外す前に言いましたよね?
私、病気で目がおかしいと言いましたよね?
医療に従事する人、しかも「美容皮膚科」の人が笑いますかね?
ここは、脱毛とか、シミ取りとか、美容をきにする人が来るんじゃないのか?
シミ1個、シワの1個、目が一重だ、胸が小さい、脂肪を取りたい。
他人から見たら「え?シミ?どこに?」とか、大抵が自分自身だけが抱えてる問題(コンプレックス)で、他人から見たらなんでもない事だけど、
「本人にとっては、生きるか死ぬか?くらい気にしてる人」が美容皮膚科とか美容整形とかに来るんじゃないんですかね?
私は、黒子が大きくなって癌化するのがイヤだから、早めに取りに来ただけだけど。
そう言う無神経さでよく「美容皮膚科」とかできますね。
帰ります。
と診察室をでた。
診察室をでた私を、恐ろしい勢いで先生が追って来た。
「断じて笑ってないし、断じて、人の顔をバカにしてない」と言う言い訳が延々続く。
すみません、ここまでで、
写真を何枚も、パシャパシャ、
パソコンを見て下さいと、カチカチ、チカチカ、
ぐるぐる、チカチカで、
(プラス、変な顔を笑われる)で
「もう、すごく疲れちゃったので、帰らせてもらえませんか?」
と、やっと先生を黙らせて帰って来た。
なんか、あの先生は「自分を否定された事がない」(「お父さんにもぶたれた事ないのに!!!」)系の感じで、
私が「あなたは、患者の顔を笑ったりしていません」と認めるまで、帰らせないような勢いだった。
怖っ。。。。。。。
「たかが黒子1個、とるのに、こんな外れクジを引く自分は一体?」としばらく凹みすぎた私。
その後、友達が、ちゃんとその場で施術もできる病院を探してくれたけど、
もう、行くのがイヤになってしまって、予約してはドタキャンを繰り返し。
半年以上、経過して、まだ、黒子1個、切除できてない。
「はぁ、、やっぱ、何もしないほうがいいのかも」、と
実は40歳になってから、1度も人間ドックに行ってない。
「この上、何か、見つかったところで、治す気力があるか?」と言ったらないのだったら、見つけないほうがいいんじゃないか?って。
このブログのまとめ
「美容整形医」とか「美容皮膚科医」とは
人間の「外壁」を修正したりする医者のようでいて、
実は、シミ、シワ、黒子、の1つや2つ。
目が一重だとか、二重だとか、
胸が大きいとか、小さいとか、
足が太いとか、細いとか、
お尻が大きいとか、小さいとか、
それらは全部「個人が抱えてる心」の問題だから、
「美容整形外科医」ほど、人の心に寄り添えないといけない職業はないんじゃないか?
と思ったのでした。
「無神経かもしれません」とか「無責任かもしれません」が一番、許されないじゃないかなぁ、、っとか思ったのです。
そして、私の黒子(イボ)は、大きくなるばかり。。。。
りずむK