- DEC
- 18
- 2017
「心の痛み」を書いてみる。
少し、遅かったかもしれない。
この作業をするのが、遅かったかもしれない。
1週間、マメを心配して、家から1歩も出れず、
心配で眠れず、
マメがかわいそうで、悲しく、
三日目くらいから、猛烈にアゴが痛くて眠れず、
やっと外に出れた、一昨日からは、アゴと首が痛くて眠れず。
心の痛みは、体にでる。
「マメがツラいと、私もツラい」には違いない。
でも、実は、それ以外にツラい事がある。
私は「忘れない」事だ。
「忙しいと心を忘れる」と良くいうが、
普通の人は、当たり前に忙しい。
普通に忙しいから、そんなに「ちっさな事」は1個1個忘れていく。
私みたいに、3年間も、犬と病院だけで暮らしてる人なんて普通じゃない。
仕事だけでも忙しいし、仕事と家庭では、もっと忙しい。
今年1年、何度か、奏太と遊んで、感じたけれど、
「仕事&家庭」の上に、さらに「子供」がいると、世界は子供中心に回って、
「母親」という人は、それはそれは、目が回るように忙しい。(どんだけ、忙しいんだ?という世界)
私は、仕事と母親を頑張っている妹を、今年、なんども尊敬した。
妹だけでなく、仕事と母親を両立している、多くの友人を見て、何かにつけ感心し、尊敬した。
忙しくても「子供」というのは、ハッピーなニュースだ。
バァ(母)にとっても「孫の可愛さたるや!!!!」という感じで、孫の話をしていれば、いつもハッピーで良かった。
ジィ(父)にとっても「孫の20年後をみるぞ!」というパワーで、色々な事に、凄まじいエネルギーで取り組んでいる。
孫パワーおそるべし。という所だ。
「45歳で、3年間、何もしない娘にも期待してくれる、親のありがたみ」もさる事ながら、
自分が期待に応えられない分、「奏太グッジョブ!!!」と心の中で、多々、呟いた今年。(ジィとバァの期待を、一身に、甥っ子に託す、考えである)
そして、何がツライのか?です。
ツラかった時を、何となく挙げてみる。
1)私の家族は犬だけど「犬じゃん」って言われた。
2)「犬をホテルに預けるのは、かわいそう」と言ったら「かわいそう、って言ったってね〜」と失笑された。
3)マメの脳の心配をしてる時に「イベントの華が足りないから、りずむが来たら嬉しい」という話をされた。
そんなの判ってる。
どれだけ、私にとっては、かけがえのない家族であっても、世間的に「犬は犬」だ。
「マメが大変な時に、イベントなんか知るか?」とか思わずに、
「華が足りないから、りずむが来たら、お客さんが喜ぶ」と言ってもらえることを、嬉しく感じるべきだ。
それは、ありがたい事だ。
まだ「華」と認識してもらえる事はありがたい。
言った本人は、悪気がないのは、痛いほど判っている。100パーセント判っている。
人間の子供だって、「うるさい」と思うひとには、うるさい。
まして、犬が市民権を得ない事は、重々承知。
横浜で、犬を連れ歩く事、丸1年。
たくさんの場所に、足を運んでいるけど、犬を連れてるから、当然、どこにも入れない。 それは当然だ。
でも「その言葉、うちの子供が人間でも言いますか?」と思って、とてつもなく悲しくなる事が、多々ある。
言った本人に悪気はなく、悪気がないだけに、言ったことも忘れてることも判っている。
そんな、小さな「トゲ」みたいな事が、少しづつ、刺さって、積み重なっていく。
そして、もっとツライのが
「忙しい人たちは全部、忘れていく」事実。
みんなが悪いのではなく、私だけが時が止まっている。
みんなは動いているし、子供は猛スピードで成長するし待った無し。
当然、日々の事は、忘れていく。
去年と同じ病気の話をして、一昨年と同じ事をツラく感じてる私と「同じ次元でいて」とか「理解して」という方が無理な話だ。
仕事と子供を持つ、友人が
子供の事に悩み、仕事の事に悩み、旦那の事に悩み、
自分の将来の事に悩み、また子供の事に悩み、また旦那の事に悩み、
子供の将来の事を悩むと同時に、自分のキャリアについても悩み、、
とやっている間、
ひたすら相談に乗ってる私は、(暇人だから、相談に乗る時間だけはある)
そもそも、暇でも暇じゃなくても、真剣に考えすぎるタイプ。
でも、相談した相手は、私が考えてる間に、前進している。
「前進してる」だけでなく「こんな事で悩んでた、あんな事で悩んでた」という事すら、すっかり忘れてる、なんていう事はザラだ。
「えー?そうだっけ???」とか
「アーぁ、、あったね!!!」とか言われる。
もう、慣れた方がいい。
あんなに大騒ぎしたのに、「あぁ、あったね!!!!???」とか、いちいちショックを受けたりしてないで、慣れた方がいい。
普通の人は、忙しいから、忘れる。
私が暇すぎて、時間が止まりすぎているんだ、と認識しろ、と思う。
結局、何なのか?
結局、妬みだな。
こうして、私はまた人を遠ざけ、数少ない、友人をまた、更に、減らしていくのか?って感じだ。
みんな、たくさんやってるじゃん?
仕事も、子育ても、趣味も、遊びも。
仕事が、うまく行かなければ悩み、
子供の成績とか、進学とかでも悩み、
趣味のアレコレでさえも、うまく行かないと落ち込み、
貪欲に色々やって、その全てに成果を求めて、うまく行かなければ落ち込み、嫌な事があればグチを言い、
子供にも期待しすぎて、怒ったり落ち込んだりして、自分を責めたり、学校を責めたり、子供を責めたり、また自分を責めたりして、
「あれにも、これにも、どれにも、期待して、成果を求め、貪欲に求めて生きてるじゃないか?」
と、思っている時に、
私には、
「健康が一番じゃん。それだけでいいじゃん」とか言われた瞬間、
「あなたに言われたくないわ!!!」って思ってしまう。
しかも、そういうラインとかメールって、本人は、ただ忙しい日々の中で「なんか返信しなきゃ」って思って、何も考えず送っただけ、って判ってしまう。
あなたは、どんだけ貪欲に、富(金)も、名声(社会的地位とか)も、豊かさ(趣味などの充実)も、子供の未来(もちろん成功)も、日々、貪欲に求めて、1個でも、うまく行かないだけでも、めちゃめちゃ、文句言ってるじゃないか?????
「健康」なんて、当然すぎて、ワードに出てこないだけで、「健康」は手に入って当たり前のエリアだ。
そして私には「健康なら感謝しろ」的な、言いっぷりか?と。
そレは、ただの妬みです。
ここまで、ひねくれると、誰も付き合いきれないと思う。
そんな、心の貧しい私と、同じ次元でいられる人は、そうそういない。(っていうか皆無だと思いましょう)
かと言って、私も、猛スピードで、貪欲に色々な事をやって、猛スピードで昨日の事を忘れていく人たちにも、ついていけず。
それは、お互い様だから「離れていれば良い」だけじゃないか?
そういう事だ。
そして、不思議な事に、心につもり積もった、痛みを書き出したらば、今、気づけば、首の痛みがなくなった。
りずむK