- DEC
- 3
- 2019
飲み屋で、馬鹿な医者に、喧嘩を売ってしまった!!! (やってしまいました、、)
ちょっとぉ、、、。 ついに、やってしまいました。私。
〜いきさつは、こうです。〜
1)私は、バイトが終わり、賄い出してもらって、飲んでる。
2)新しい客が来て(20代の男女)、私の後ろに座る。
3)男の方が、凄い、大声で、話をする。
4)最初は、首がどうとか、腰椎がどうとか
5)「整形外科の医者なのかな?」と言う、印象
6)「この状況は、整形的には、腰椎はこれこれ、、、」とか、整形的には、こうこう、、、とか
7)どんどん「声高」になり、明らかに、周囲に聞かせたい模様
8)私は、女性と目が合う位置に座っていて、女性も若干、迷惑そう表情
9)男の「医者トーク」はヒートアップし、核心らしき「脳外科的には」と言う話に移行。
10)「脳外トーク」になると、益々、声高に
11)もう、この段階で、私は、ご飯が食べれなくなる、
「飲みながら仕事の話をする」とか、誰でもする事だし、誰にも止める権利はない。
その人の職業が医者なら、病気と病院の話を、飲みながらするのも当然何だろう。
そう思って、聞いていたのだけれど、あまりにも声高。
あまりにも「周囲全員に聞かせたい」と言う意図が見え見え。
医者に成り立てなのか、まだ研修医なのか?と言う感じだけど、とにかく、自分が医者であることの自慢が凄まじい。
「脳外トーク」になってからは、こうです。
(もはや、声が爆音)
男 「脳外は、とにかく医者が足らない」
男 「新患を診る人は、益々、足らない」
男 「若い医者に、どんどん、新患を任せないと、、ってなってんだよね〜」
男は、、トイレに立って、ダッシュで戻って来て、自分が言いたい事を、席に戻る間も無く、立ったまま話始める。
立ったままだし、彼が一番、言いたかった話らしく、
その日、一番の大音量。
男 「でね、でね、聞いて、聞いて、これ、まじすげえから」
男 「この前来た、新患、俺にやらせる、ってなってさ〜」
男 「もうさ〜、まじ、すごくない? これ、すごくない?」
男 「これはさ〜、まじで〜、医者的には最高じゃね?」
男 「医者的には、ホント嬉しくて、ホント最高って感じ」
男 「まじで、まじで、すごくない? 新患、俺に任すとか? まじで最高〜!!!!」
男 「ホント、医者的に、最高。まじで、医者的には、それ最高だよね?」
ここまで、女性は一言も発してないです。
私とは、ずっと目が合ってます。
私、ここで、完全に切れました。(ぶちっ!って)
微塵も酔ってないです。(ご飯も、食べれてないし)
もうダメだ帰ろう!と、勢いよく立ち上がった瞬間に、男が私を見たので、考える間もなく、自制する間もなく、言ってしまった。
「それは医者的には最高かもしれないけれど、患者的には最悪です!」と言ってしまった。
男は、凄い馬鹿面で、面食らった様子で、(起こる様子もなく、ただびっくり)
「え?なんで? 何で? 最悪なの?」と阿呆な顔で聞いてきた。
こうなってしまったら、ずっと大音量で、男の話を聞かされてた、周囲のテーブルの人も全員、見ちゃってる。
私 「私は、だいぶ脳外科でオペをしたけど、その度に、病院は 毎回、若い医者に執刀させた。頭は5〜6回切って、胸は8回くらい切ったけど、毎回、学生みたいな、経験のない医者に切らせて、次の時は、また違う医者が次々に出てきた。
全員、やりっ放しでどっかに消えて、患者はさながら練習台。
途中で主治医に、もうやめてくれ!って 泣いて頼みましたわ。
あなたが医者的に最高じゃね?と言ってる事は、患者的には最悪です」
男 「え? え? ああ、、、。 え? え? え? 」
若くて馬鹿すぎる、医者なのか?医者の卵なのか?解らないけど、とにかく、その事を、店中に自慢したかった男は、予想してなかった展開に呆然。
この話を、後ろで聞かされてた、常連さん(中年男性二人)
「そうだね〜、患者からしたら、患者を見た事ない医者に当たってしまって、彼に任せる、と言われたら不運だね〜。最高とは言えないわな〜。むしろ不運だよね。」
と、会話に加わる。
連れの女性も、
「そう言われれば、もし、自分だったら、、と思ったら、初心者の医者より、経験のある医者に診てもらいたい、、」
と、初めて言葉を発した。
私は、ここで、しまった! やってしまった!!と気づく。
これ以上、この議論に加わりたくないし、話を大きくしたくないので、
「ごめんなさい! あまりにも大きな声で、聞こえちゃったので、患者の立場から、思わず言ってしまって、失礼しました!!!!」
と言って、その場から逃げ去った。
この間「相当な自慢話」のつもりだった男は、呆然として一言も発せず。
急いで逃げていく、私の背中に、すんごい小さな声で
「ど、、、ど、、どこの、脳外???」と言ってました。
どこの脳外でも同じじゃないですかね?
飲みながら仕事の話をする事を、誰にも咎める権利はない。
でも、言ってみれば、患者を実験台、練習台、モルモット的に扱ってる話なら、
できれば、プライベートな環境(個室)とかで、なさった方がいいんじゃないかな?
周りに居るのは全員、「いつでも患者になり得る」あなたの練習台の候補生ですから。
あえて、人に聞かせて、自慢をする話ではない。
「医者的」に言うのであれば????
まぁ、私の態度(発言)も、相当、大人気なかったから、若干は反省してます。
私は、本当に、自分でも思ってなかったほど、怒りが爆発して、自制するまもなく言葉にしてしまっただけで、
彼を辱しめるのは、本意ではない。
でも、これから、医者になって、初心者として患者を診ていくには、その患者は「あなたの被害者」になり得る、って事を、知って欲しかったのかもしれない。
「新しい患者、任されて、医者的にまじで最高〜!!!」とかでは、ないかな?って言う事を、ちょっとは知ってもらいたかったのかもしれない。
多分、女性の前で、かっこつけたかっただけなんだろうけれども、、、。
まあ、私は、大人気なかったです。(反省)
里朱生K