- FEB
- 1
- 2022
石原慎太郎(元都知事)追悼。〜彼に聞きたかったこと〜
元東京都知事の石原慎太郎さん逝く。
ご冥福をお祈りしつつ、私が彼に聞きたかったこと。
(こんな、個人的な事で、ごめんなさい。)
私が、眼瞼痙攣を発症した頃、彼が都知事だった。
ゆえに、彼の顔をアップでテレビの画面で見る事が多かった。
そんな時、彼はいつも、まぶたが「ぎゅっぎゅっ」と痙攣し続けていた。
「目が辛そうだな〜」と思って、眺めていた。
そうこうしてるうちに、ある日、突然、私のまぶたも痙攣し始めた。
ライブの本番の最中だった。
全く、何の前触れもなく、石原氏の「ソレ」と類似した症状が出始めた。
それから、というモノ、会う人会う人に、
「何?その目?」とか、
「石原慎太郎みたいだね?目がどうかした?」と言われ、
心無い人には、明らかに「ソレ」と解るように、目をパチパチさせながらしゃべる私の、モノマネをされたりするようになった。
私は、眼科を多数、渡り歩き始め、たらい回されたり、
※ どこでも、まだ「眼瞼痙攣」とか「ジストニア」というワードは出てこず、
「偉い先生」という人ほど、自分が解らない症状だと患者(私)を否定した。
「気のせいじゃないの?」とか
「あなた、神経質なんじゃないの?」とか
「眼瞼下垂にしては、歳が若いしね、あまり気にするな」とか
ネットで「石原慎太郎、目、ぱちぱち」とか検索したり、
※「チックじゃない?」とか「癖じゃないか?」とか、それらしい回答はネットからは得られず、、、
まだ「眼瞼痙攣」が保健適応されておらず、眼科医の間でも周知される前だったので、
「ボトックス注射で症状を緩和できますよ!」という一言に出会うまでに、数ヶ月、10件以上の大小の眼科を渡り歩いた。
※ 最初に出会ったのは、山王病院の眼科に、美容整形の先生が来ていて、常にボトックスを扱ってる医師だったので、そうう発想に繋がった感じです。(もちろん、保健適応外ですが)
その「ボトックス注射との出会い」が闘病の終わりではなく、始まりだった。
そこから、定期的に注射を打ちながら、
1)眉毛の上を切り、眼輪筋を間引いたり、
2)数年後、眉毛の下も切り、同様の筋肉を減らす事を試みたり、
3)「ジストニア」=脳がやってるから「脳外でオペだよ」と知り、頭蓋骨にあなを開けて、胸にペースメーカーを入れたり、
4)まぶたのミューラー筋肉が脳と繋がってるから、ミューラー筋のオペで治るよ、と上瞼2回、下瞼2回、切ってオペ。
切れるモノは全部切ったし、やれるオペや全部やった。
参照)「ジストニア手記」 ⬅︎闘病が長くなりすぎて意味がわかならなくてすみません。
天国の石原さん、お疲れのところすみません、当時からいっぱい聞きたい事が、あったのです。
質問1)なぜ、ボトックス打たなかったの?
石原さんは、保健の適応前からだったけど、1回6万円前後の注射が、都知事の負担になるとは思えない。
ただ、情報が無かったのか?
人々は「あまり気にならないんじゃない?」と心ない言葉を言うひとも多かったけど、あれだけ公務をこなしながら、あの目が辛くない訳がないし、まして、あれだけメディアに露出して、彼は「外見」は気にしなかったとしても、あのフラッシュを浴びて、痙攣してる目が辛くない訳がない。
質問2)どうやって治ったの?
ネットでも「石原慎太郎ー目ーなぜ治った?」等々の検索が多く見られたけれど、
そして、ジストニアは、ある日、突然、治らないけど「症状が出なくなる」という事はある。
彼は、都知事の職を去った後、目の痙攣が治ったように言われてたけれど、何をしたのか教えて欲しかった。
質問3)ベンジゾアセピン系の薬を服用していましたか?
私の「ジストニア」サイトに集まった情報の中で、
「ベンジゾアセピン系の薬」を飲んでいる事が、そもそも「眼瞼痙攣」の原因じゃないか?という説がありました。
そうなんです!
そもそも、なぜそんな病気になったのか?これが誰にも解らない。
「ジストニア=脳がやってます」と言う事は解ったけれども、そもそも、なんで?そんな事になったのか?
ジストニアになった後の「治療法」を研究してる医者は多々いても、そもそも、どうして?そんな事になったのか?の探求が大事なんじゃないか?
予防できるんじゃないのか?
私は、この情報をもらった時、自分が、既に十年以上も、複数のベンジゾアセピン系の、抗うつ剤、抗不安剤と、睡眠導入剤を『辞めると危険、飲み続けろ!!」と言われて、飲み続けてた。という事に気づいた。
そして、調べました。
ある日突然、目の痙攣を始まった時期と、初めてベンゾ系の薬を処方されて飲み始めた時期がピッタリ一致する事に気づきました。
そして「ベンゾは辞めるな危険」と言われ続けてるのは、離脱の中毒症状が酷いから、急にやめたら危険という事も知り、この5〜6年かけて、減薬(断薬)に挑戦していますが、十年以上処方された続けたベンゾ系の中毒は、最低でも、辞めるのに二十年はかけて辞める、、、という感じの長い道のりです。
依頼、眼瞼痙攣の人を見かけると、
「もしかしてベンゾ系の薬のんでますか?」と聞いてみたくて仕方がない。
※ 以下、個人の推察です。
「人類、一億、多かれ少なかれ鬱傾向」という昨今、抗うつ剤、抗不安薬、睡眠導入剤、安定剤の類を、服用してる人は、常に増加傾向、右肩あがりに違いない。
そして、それにツレ(?)眼瞼痙攣の患者も増えて、いつしか、ボトックス注射は保健適応になっていた。
1)飲み薬の中に、ベンゾ系はないですか?
2)ベンゾ系飲み始めてから、眼瞼(顔面)痙攣が起きてないですか?
3)治療法の見つかってない「眼瞼痙攣=ジストニア」ですが、そもそも発症する前に止めれるものなんじゃないか?
もし、ベンゾ系が原因ならば。
石原慎太郎さんのご冥福を祈りつつ、この眼瞼痙攣のジストニアの輪が広がって行く事が止まりますように。
医者たちは、何の説明もなく、むやみにベンゾ系を処方するの辞めた方がいい。
追悼、石原慎太郎さん。お疲れ様でした。心も体も、どうか、休めてください。
りずむK