- JLY
- 2
- 2017
7月2日「解説インプロ(即興)のアプローチの仕方(入門編)」〜桟橋タップより解説。〜
昨日の朝の「桟橋タップ」動画を見た、タップ修行中の生徒より。(Aさん)
(私の生徒じゃないですw)
A 「素朴な疑問ですが、どうやって作ってるんですか?」
りずむ 「え?インプロ?(即興)」
A 「まじかぁ〜、インプロできない」
りずむ 「あ、インプロって言うか、タイムステップだねw」
A 「タイムステップ?」
りずむ 「絶対、やったコトあると思うよ。99パーセントの先生が教えるっぽい。なんなら、劇団四季でもやる。って言うか劇団四季はそればっかやる」
A 「あ、わかった!!!あの、ブレイクがあるやつですか?」
りずむ 「うーん、イエス アンド ノー」
※ 多分、Aさんが言ってるのは、私が言ってるやつと同じ
※ そしてAさんも確実にやったコトがある。
「イエス アンド ノー」の内訳。
〜イエス〜
そうそう、それそれ、それのこと。だけど
※ 彼女が言ってる「3回やってブレイク」=タイムステップではない。
※ 色んな先生が「似たようなタイムステップ」を教える。それは勿論イエス(正解)
※ そして、タイムステップに1番とか2番とか名前をつけたりする。それも勿論イエス(正解)
って言うか「タイムステップは自由」だからほぼほぼなんでも正解。w
〜ノー〜
うーん、それだけのコトを「タイムステップ」とは言うのはちょっと違うかも?
りずむ「あ、そうそう、ソレもあって、小節とかカウントとか言ったりしてたんだった!」
〜マスターたちの遺言たち。〜(タップの歴史を作ってきた、アメリカの爺さん達が言ってたコト。)〜
「タイムステップ」については、みんな結構、言いたいコト、色々ある。
そして、私はその「遺言」を元にかなり練習した。
その言葉の数々は「インプロへ入門」として役に立つと思うので紹介。
1)you’d better have「Time Steps」 of Your Own
(自分の「タイムステップ」を持ってた方がいい)
2)「 Make 1 Time Step」 everyday and put it in your pocket.
( 毎日1個、タイムステップを作って、自分のものにしとくといいよ)
3)It’s nice to have something to hold on to .
( 溺れそうになった時「掴めるワラ」的なモノを用意しておくといい)
4)Improv. is not like you coming out of nowhere and all of a sudden start throwing many steps around.
(即興は、ヤミクモに突然出てきて、ステップを巻き散らかすとかじゃないからねw)
Aさん「ええぇええ、難しい!!!!」
りずむ 「ごめん、ごめん、もっと簡単に言う」
※ 昨日の動画、もう1回みてみて? 私、同じリズムのパターンをやってるだけだから。
※ ただ「今日このリズムにしよう」と思って、そのパターンから始める。
※ ドラムとかパーカッションと同じ、エイトビートにしよとか、4ビートにしよとか、16ビートにしよぅ、とか?
そこで登場するのが「タイムステップ」=リズムパターン。
※ やはりドラムとかと同じで「基本のリズム」がある。
※ 基本のリズムの合間合間に「おかず(フィル)」を入れてるだけ。
昨日のは「4回、全く同じリズムをやって、違うおかず(フィル)を入れてるだけ」
「ワラにもすがる」下りの話だけど、
インプロをする時、突然「あれやったり、これやったり」しないでいい。
まずビートを刻む=タイムステップ。
そして、そのリズム(グルーブ)に乗ってきて、何か聞こえたら(浮かんだら)おかず(フィル)を投入してみたりする。
フィルを入れてみたら、わけわかんなくなったりしたら、またワラにすがる。w
で、この「ワラ」だけど、ワラよりもうちょい「しっかりしたモノ」を掴んで置きたいから、「木材」みたいな強固な「タイムステップ」をたくさん作って持って置くといい。
わかる?
Aさん(動画を見直して)「ほんとだ!!!同じこと4回やってる!!!」
りずむ 「そうそうw」
ただ「本日のリズムパターン」みたいなのやってるだけ。
で、この「本日のタイムステップ」を自分の引き出しに入れとく。←インプロの時にすがるヤツw。
でもって、この「引き出し」なり「ポケット」なりに入れたやつが「イザって時に出るのか?」と言ったらば、イザって時は、頭が真っ白になって、出なくて、後で、あれできたジャーン、これできたジャーンってなるから、
「イザ!」の時「サッと取り出せる」練習もする。
Aさん「うわぁ〜、やってみよう!!8小節じゃないとダメ?」
りずむ 「いや、何小節でもいい。言葉と同じで、最初から長い文章を話すのは難しいから、2小節のパターンからでも、1小節でもいい」
毎日1個、1小節の単語でもいい。
「単語の量」が増えれば、文章の幅も広がる。
でも、単語の量が増えると、文章が複雑になって、イザの時、言いたい事が言えなかったりするから、
「イザの時」に「アレ!」をサッと取り出せる練習が多く必要になる。
わかっタァ?
わかりづらいね、、w、
からの、この動画です。
1、口で歌って、やりたいリズムを考えとく(4小節のリズムを考えた)
2、イメージする曲を決めた。
3、「イパネマは長いからやめた」と言って「ウェーブ」に
4、ウェーブ 12小節だから、4小節のパターン3回繰り返したら、もう終わる。
すぐ終わる。ウェーブ12小節だし、うっかりタイムステップをやってると、即終わる。w
、、、を考えてる時の、思考 ↓↓↓
案の定、タイムステップをちんたらやってたら、12小節が終わった故に、2回繰り返した。
本当はウェーブは、このあとに8小節のフレーズがあるけど、そこに行くと、また頭に戻らないと終われないから、戻らず退散。
4小節のタイムステップを何かと言ったらやってたら、12小節×2終わったし。=ブルース(12小節)だったら、もう2コーラス即興やった!って感じ。w
ちなみに、コレが昨日の動画。
1小節、決めたパターンをやって、1小節フィルを入れるを4回繰り返してるだけ。
フィルは、その時の気分。
インプロに対して抵抗があったり、どうやって練習するのか?とか思ったら、そのアプローチの1個としての、参考までに。
ストリートダンス(ヒップホップ、ハウス、ブレイクダンスとか)の人も、やってるはず。
「即興」とか「即興バトル」とか言っているけど、本当に、やったコトがないことを、闇雲にやってる訳じゃないはず。
下準備して「これ、ヤリてぇ」とか思った技を練習して、技の組み合わせもあれこれ練習して、引き出しに入れといて、
イザ(バトル)の時には、即興で、取り出せる練習もしてるはず。
もう1度、、、w
Improv. is not like You coming out of Nowhere , and start throwing steps around.
インプロは「闇雲に出てきて、ステップを撒き散らす」とかじゃない。
りずむK