- JLY
- 7
- 2020
女子医大の脳外科の平&堀澤の近況(と、私の七夕の日の願い)
東京女子医大の脳外科「平チーム」。(平&堀澤)
※ 私にとって「先生」と呼べる人達じゃなかったので、敬称略です。すみません。
1)2015年の時は、FBなどSNSをやってなかったけど、
2)3年前くらいから「世界に羽ばたくこと」に決めたのか、グローバルな活動を始めると同時に、FBの投稿も盛んになりました。
※ 学会で発表したとか、新しいオペとか、などなど
数日前の堀澤の投稿。
STEP INTO THE NEW WORLD. Today we’ve started Forel H-tomy for epilepsy after more than one hundred cases of same surgery for Parkinson’s disease and dystonia.
かいつまむと
100件以上の、パーキンソンとジストニアのオペをする事で、今日「てんかん」治療の新しい1歩を踏み出した。 的な
※ 私は「医療ターム」解らないです。
私は、こう読んじゃうんです。
「100件のモルモット実験の後に、てんかんに良い施術法を見つけました」。
やった方は、忘れるからね。
平と堀澤からしたら、
1)100分の1の失敗例、とか、
2)しかも、私の場合は、参考にならない、ペースメーカーの故障からの失敗、とか、
3)あくまでも、自分たちのせいじゃない失敗だったし、とか
4)何より「医療は日進月歩」と思ってる人たちの日常の中で、5年前の失敗なんて記憶にすらない、でしょう。
※ 私は、5年前、成功する事なく終えた患者の1人。もう記憶にすらない事でしょう。
でも、覚えていて欲しいし、
覚えているべきだと思うんです。
100件の成功例と同じくらい、
100件の失敗例もあって、
その両方の上に「あなたたちの今日の成功」が成り立ってる事を。
だから、どれだけ多くのオペをやって、
どれだけ、たくさん成功を修めても、
過去にやった失敗は、1つたりとも忘れないで欲しいし、
残念ながら、成功しなかった患者の痛みを、あなた達は決して感じる事はできなくても、
「あなたたちの成功は、その人たちの痛みと悲しみの上に立っている」という事を、忘れないで欲しい。
という思いで、ただ、見つめる。
まぁ、言っても無駄だろうけどね、、、
主治医であるはずの、平に至っては、
私が「もう、全ての機械を体から抜去します(もう、この治療辞めます!)」と決断した瞬間から、
オペ室に来ないのは勿論、
ただの、1回も、顔すら見に来てない。
私が、彼のモルモットを辞めた瞬間から、1度も、顔を見てない。
もう1回言う。
世界中の苦しむ人の「命を救う研究」を続けるお仕事は素晴らしい事でしょう。
でも、今日のあなた達の成功は、練習台になった失敗の患者の痛みと悲しみの上に立っている。
たまに、思い出してアゲテ。
「ジストニアは死なない」かもしれないけれど、「生き地獄」って言葉もあるんです。
彼らが「さらに失敗すればいい!!」とは思わないけれども、
彼らの成功に対し「ああ、良かった。失敗のかいがありましたね!!!」と、素直に喜べるほど、人間ができてないです。 (そうなれれば、楽なのかもしれないけれど)
すみません。
金子 里朱生