- AUG
- 13
- 2019
ライブ速報⑤〜「アフロブルー」フラメンコギターと「ウエストサイドストーリー」の続き。
パラダイスカフェのPA(音響さん)の力くん(ちから24歳)は、ギリさんにギターを習ってます。
5月くらいにギリさんから、
「力のフラメンコギターが、なかなか良いんだけど、どうかな?」と言う提案がありました。
私は、NYにいた頃、一時期、アフロキューバンとかキューバンジャズに、物凄く、傾倒した時期があります。
そんなわけで、「アフロブルー」と言うアフロキューバンの巨匠の曲が大好きで、その曲の中に、フラメンコギターを入れ込む事にして見た。
キューバとスペイン、全く関係ないけどね。
強いて言えば「スペイン語」なだけの共通点。
NYに住んでいると、ヒスパニック移民の量が尋常じゃない。
(キューバ、コロンビア、パナマ、メキシコ、プエルトリコ、ドミニカン、などなど)
そして、抗えない「ラテンジャズ&アフロキューバン」の魅力と勢力に押されます!(ヒスパニック人口が凄いし)
トランプが追い出そうとしてる人々です。
私の世代から上の人々は、かつて、
「ウエストサイドストーリー」と言う映画に夢中になった頃があるのではないでしょうか?
あれは「アメリカ版、ロミオとジュリエット」と言われていますが、その由縁は、敵対するNYの「白人と、プエルトリコ人の恋」だからです。
かつて、夢中でビデオが擦り切れるほど「ウエストサイド」を観た私ですが、
私は、猛烈にヒスパニックの魅力に惹かれるので、
映画を観て、プエルトリコ人の、ジョージチャキリスが主役だと思ってたし、
本来の主役の「トニーとマリア」(ロミオ&ジュリエット)の箇所は邪魔だと思ってたし(トニーとマリアになったら、100パー早送りする。)
「マリアーマリアー」とか歌うとこは「やかましい!」とか思ってたし、
最後に、ジョージチャキリスが刺されてからは、主人公だから、生き返ると思って、観てたし、
(何度、観ても、ジョージチャキリスが生き返ると思って待ってた)
ついには、ジョージチャキリスと結婚する予定だったりしてね。
あれ?ジョージと結婚しなかったな?とか、、、、(今更、、)
余談ですが、NYに移住して、
最初に付き合ったのは、ドミニカンリパブリック、
次に付き合ったのはプエルトリカンです(笑)
先日、ライブ速報で、お届けした「ジーベイベ」と言う、私のNYの話は、
まさに、マンハッタンの中の「ウエストサイド」エリアで、
あのジーベイベで話していた、最初のアパートも、その次のアパートも、「アッパーウエスト」と言うエリアで、
思い切り「ヒスパニック集合地帯」でした。
そんな訳で、抗えないヒスパニックの魅力と共に、
私は、ドミニカンと付き合い(ドミニカン、治安が悪いし、教育も悪いし、お行儀も悪いし、道徳が薄いか、道徳がないし、約束が守れない、)
そして、プエルトリカンと付き合い(プエルトリコ、治安が悪いし、教育も悪いし、学校行かないし、道徳が薄いし、道徳がないし、約束が守れない)
とかで、
価値観が違いすぎて、長続きは、しないものの、
ヒスパニックが魅力的な事実は、抗えない訳です。笑
一番、長く住んだ、3個目のアパートは「ミッドタウン、ウエスト」で、結局、私は最初から最後まで「ウエストサイド」キャラでした。
この、ミッドタウンウエストでは、メキシコ人とか、パナマ人に引っかかったりしてました。 ←懲りない。w
注)ライブを見てる方も、動画だけ見てる方も、この「ライブ速報」で、より、曲のバックグラウンドや、エピソードが見えて、面白い、というので、ちょっと、私の「ウエストサイドストーリー」を補足してみました。
でも「アフロブルー」に関係ないですけどね、ウエストサイドは?
さて、だいぶ余談が長くなりましたが、
「アフロブルー」とフラメンコギターの力くんです。
先輩達の暖かい声援と、
(オレー! アッサー! ビエン!など)
愛のこもったパルマ(手拍子)に、
取り囲まれております。
〜力くんの心の声〜
1)そもそもPA(音響)をやってるから「卓を離れたくない」
そりゃそうだ(笑)
2)音響とプレイヤーの切り替えが難しい
特に、チカラ君は、PA(裏方)をやってて、
ステージ上は、すごい温度が上がっているし、
お客さんの温度も上がっていると言う時に、
「1曲だけ、急に出てくる」ってすごい嫌なんですわ。 笑。
会場の盛り上がりの外にいる訳だし、指も動かないし、心も体もついていかないと言う訳です。
しかも「1曲だけ出てくる」からには、その場面は絶対に盛り上がらないといけない、と言う重圧も背負っております。
「タップダンスのゲスト出演」なんて、だいたい100パーそんな感じなので、チカラ君の気持ちは非常に分かります。
でも、「頑張って、やりなさいよー」とかね。←人ごと w
しかしながら、優しい師匠と先輩達の愛もあり、チカラ君は、頑張っております。
今まで、3回出演しましたが、
2回目の時、キーを変えて、
「やりにくい!」と自分の罠にハマり、撃沈し、
3回目の時は、キーを元に戻したけれど、
それまでに練習してた「いい感じのソロ」のフレーズが、本番で全く出てこない、など、
いい感じに、迷走したり苦悩しております。(笑)
私なんて、30年舞台にたっても、あがり症は直らず、ソロが、何1つ、良いものが、出てこないとか、しょっちゅうだし。
しょっちゅう、っていうか、ほぼいつも、いつもです!
(リハで、すごい良いフレーズを出しちゃった時とかは、だいたい本番で、しょーもないプレイする、、とかね)
わかる わかるけど、頑張って!
みたいな。(笑)← 人ごと。
「この動画の見所」ですが、
力の頑張りはもとより、
それより何より、
「弟子を見つめるギリさん」です(笑!)
1)力のソロになると、どんどん、前に出てきちゃう
2)力の手を覗き込む(心配)
3)渾身のパルマで応援(手の叩き方が可愛い)
4)孫を見つめるかのような、暖かい笑顔
5)フラメンコの後、アフロブルーのテーマに戻った時に、力のお世話を焼いてる。ギリさんギターを弾いてない。 ←譜面を指差して、「ここだよ」とか教えたりしている。
微笑ましい事、この上なし!!!!
です。
良いですね〜、
優しい師匠ですね〜。
本当に微笑ましいです。
リハの時なんて、もっと微笑ましいです。
二人でぺったりくっついて、1個の譜面を一緒に見たりして(仲良し)笑。
さて、そんな、
微笑ましい師弟がお贈りします「アフロブルーのフラメンコ」です。
どうぞ (ギリさんに注目ねw)
いちお、本編の「アフロブルー」もだいぶ良くなってはきています。
タッキーは「フォークロック」の畑の方なので、ジャズも大変ですが、
アフロキューバンなど、知る由もなく、、から始まって、
半年?
タッキーがMCで言ってましたが、、、、
「りずむさんに、ずーーーーーーっと怒られてる。ズーーーーーーーっと怒られっぱなし」と、、
確かに、ずっと、色々、タッキーは怒られっぱなしですが、
ちょっとづつ、ピアノの敦生の歌唱指導を受けたりして、頑張ってくださっています。
芸歴40年のフォークロックの後に、
急にジャズやったり、
その挙句、アフロキューバンとか言われたり、
色々、すごく大変だと思いますが、タッキーも頑張っております。
60歳を過ぎて、新しいジャンルに挑戦することは、本当に大変だと思いますが、私は、タッキーが辞めたくならなければ、続けたいと思います。
でも、この前、お客さんの前で「もうやだ!」と言ってたから、
「もう、やなんですか? 辞めますか?」と言ったら、
「嘘です、嘘です、僕のキャラです。冗談です!!!」とおっしゃっておられたので、まだまだ、私に怒られる模様です。
こちらも、暖かく、見守ってくださいませ。
里朱生K
「アフロブルー」のテーマの部分 です どうぞ。、、、
まだ、キューバンからもジャズからも、だいぶ遠いのですが、
間に、フラメンコが挟まってりしてるくらいだし、良いです(笑)