- SEP
- 1
- 2017
「ガラス一枚」の厚い壁、、、、、、。
「たまに、目が開く時もあるから、、、」
と、期待を込めて、
メイク道具を持って行ったけど、
見事に撃沈。
浴衣ジャズの一日目〜三日目。
「リハビリとはいえ、一体なんなのか????」と悩む。
盛り上がらなすぎる。それだけ技術が落ちてるのだろうか?
観客が掴めなすぎる。それだけパワー(オーラ)も落ちているのだろう。
最初の三日間は「入れてもらってる」とは言え
「何もかも空振り」しすぎ。
選曲とか、全体の構成とか、自分の力の及ばない所を悩んでもしょうがないけれども、それだけじゃなく、ただただ「諸々」掴めない。
ただ掴めない。
何もかも掴めない。
曲も観客も掴めない三日間。
でも1個の大きい原因は解ってるんです。
「今までのスタイル」を変えないと。
私は、過去25年間、
割と、観客の顔をがっつり見て、
目を合わせるようにしてたパフォーマンス。
でも今は、こちらから「ガラスを貼ってしまって」閉じてる。
パフォーマーが開いてないのに、観客の心が開くか?
と言ったら、そんな訳ない。
そんな訳ないのよね〜。
普段「ただの日常」を見てる人は
「サングラス?かっこよくていいじゃない」と言う。
でも、ライブとかパフォーマンスは、
実は、、、、
カッコよければ良い、、、訳ではない。。。とか。。
四日目のリーダーバンドの日。
ピアノの深井さんとは初対面。
リハ中に
深井さん「どこ行く?」と
りずむ「出たとこ(その時の感じで、、)」と
深井さん「あなた、目、見えないからなぁ〜わからんのよ」
※ 「目で合図ができない」と言う事です。←その通り、ごめんなさい。(しかも、閉じてたりする)
でも、リハ後
深井さん「あぁ、あなた、どこ行っても大丈夫なのね解った!解った!」
りずむ 「そぅ、どこ行っても!です!(笑)」
※ 「どこ行っても大丈夫」は、全て対応できる、、でもなくw
※ ダメなら、こっそり抜けたりするし、とか
※ あと、他が「どこ行ってもいいです!!!」と、ユルイぶん
※ 「絶対的にゆるくない決め」を作ってある ←これ一番大事(多分)←何しても崩れない「硬い場所」を作ってあるから他は、どう出てもいいです!、、と言う構成。
でも、出演者同士で「目が見えない」とか「コミュニケーション取りづらい」とかは別にいいのです。
むしろ全然いい。結果、うまくいけばどうでもいい。
でも、お客さんに伝わるか?伝わらないのか?
1瞬のチャンスを逃すと、末代まで後悔する勢いだ。
さすがにリーダーバンドの日は1曲、サングラスとった。
1曲じゃないか、最後の16小節とかだ。
どうしても「ノリだけ」で済ませたくない曲の、最後の16小節だけサングラスとった。
左)「サングラス?かっこいいじゃん」と言われる顔。
右)「目、ちっさ。wwww」と、人に笑われる、ぶっつぶれた顔。
この顔を、人前に出すのも、完全に嫌だけど、
「伝わらないのは」もっと嫌!!!
なんでやってるのか、解らないし!!!!
みっともないだろが、変な顔だろうが、
「ジストニア(顔)は治らないけどライブをやる!」
と決めたと言うことは、
こう言う事だと思う。
サングラスのガラス1枚が、
私とお客さんの間に入った時、
そのぶ厚さが、凄まじいのよ、、、、。
ただ、カッコつけたい時はサングラスでいいけど、
どうしても、伝えたい時は、
その分厚いガラスを、押しのける必要あある。
その顔が、どれだけ、醜くとも、、、。
りずむK