「宿命」を背負って

３月のコロナ時代に入ってからずっと、

なぜ？今年？

なぜ？今？

なぜ？今更、改めて、

「宿命」by　official髭男dism　なのか？　

って、考えてた。

※　私自身も、何度も、改めて「宿命」って曲を聴いて、素晴らしいな、って思ったりして。　　

いつか、この「宿命」という曲について、書こうかな？って思ってるうちに夏がおわってしまった。

でも「宿命」は終わらないから、やっぱ書こうかな？とか　

〜「宿命」は終わらない〜

１）もともと「高校球児」の応援ソングとして、書き下ろされた「宿命」。

２）「夏の風物詩」と共に、この歌が、蘇ってくるのは必然

３）今年、中止になった「甲子園」と、たくさん球児達の悔し涙とか、

４）「がんばれ！」って気持ちと、「がんばる場所」が奪われた喪失感とか、

５）涙を流したのは「球児のみ」じゃない、

６）全力で、応援して来た人たちの涙も背負ってる　

そんなこんなが、今年の夏の「甲子園」でしたが、、、

※一般的に、評価されてるこの曲の良さは、置いといて、、

私たち「大人」は「甲子園で夢は終わらない」って知ってるじゃないですか？　

むしろ、人生の始まりだし、

甲子園で「成功体験」をする人もいれば、

甲子園で「挫折」を味わう人もいる。

ここから、じゃないですか？　

今年の「甲子園」が中止になったらなったで、　

確かに、高校生活は３年しかないかもしれないけど、　

やっぱり、ここからじゃないですか？　　　

そんな時、歌詞の中にもある、

「大丈夫」や、「がんばれ」って歌詞に、

苛立ってしまった、そんな夜もあった。」　

※　私たちは、みんな、そんな夜を知ってるはず。

※　ただ「がんばれ！」って言われて、うるせぇ〜と思ってしまう日

※　でも、誰も「がんばれ！」と言ってくれなくなったら、それも悲しい。

※　「大丈夫」とか、気軽に言ってんじゃねえ、と腹立たしく思う日々

※　うまくいかない事に、苛立つ日々、

※　ぶつけようのない「怒り」に震える日々、

そして、その「夜」を今、日本中の人々が抱えている。　　

「コロナに負けるな」と言うテーマで、毎日、目にする、

飲食店、観光業界、ライブハウス、娯楽施設、、、

全ての業種の人々の奮闘の日々。　

私が見てる背中は、

毎日、ガムシャラにライブをやって、　

「音楽シーン」を守り抜こうとしてる、

滝さん（６５歳）ぎりさん（６７歳）の背中。　

※　４０年、歌を歌ってきた、滝ともはるさん。

※　５０年以上、ギターを弾いてきたぎりさん 。

歌を歌って生きる「宿命」。

ギターを背負って生きる「宿命」。

「宿命」ってそんな、３年とか５年だけ背負うものじゃない。

ずっと、それを背負ってきた、背中こそが「宿命」だと思う。　　

そして、何十年もお店をやってきて、

「美味しい料理で人を喜ばせたい」という宿命を、ずっと背負ってきた方々も、　

まだ、その「宿命」を背負い続ける人もいれば、　

コロナで、一度、暖簾を下ろす決断をした、人々もいる。　　

その、全ての人々の姿が、

ぎりさん と滝さんの姿が！　

この「宿命」なんだと思う。　

以下

「宿命」の歌詞、（サビ抜粋）　

「届け！！！！

奇跡じゃなくていい、美しくなくていい、

生き甲斐ってやつが、光輝くから、

切れないバッテリー　魂の限り　

宿命ってやつを、燃やして暴れだすだけなんだ。」　　

私は、この歌詞の中に、

日本を引っ張ってきた、先輩たちの「宿命」を見る。　

４０年、歌い続けて来た、滝さん（６５歳）の宿命。

５０年、ギターを引き続けてきた、ぎりさん（６７歳） の宿命。

そして、５０年間「教育」に闘士を燃やしてきた、父（７８歳）の宿命。　

そんな、先輩たちの背中に、

「生き甲斐」が輝いてるし、

「消えないバッテリー」が見えるし、

「宿命」が燃えてるのが見える。　

だから、今更ですが、

「宿命」すばらしい曲だな、って伝えたかった、誰かに。

髭男の曲は、ほぼ全部いいけど、　

たいていはラブソングなので、置いといて、

「宿命」は、すごく特別です。

聴くたびに、別の誰かが、別の宿命を背負った姿が見えてくる、そんな特別な曲だと思う。

りずむK　　　

歌詞は　こちら　

https://ameblo.jp/rerecyundays/entry-12492818124.html

「宿命」　オフィシャル髭男dism 

宿命を

背負ってる、

滝さん、ぎりさんの背中を見てる。

「宿命」