「経過観察」記録が、ダラダラし、経過が行ったり来たり、同じ事を繰り返しになったり、錯綜して「読んでられるかぁ〜!!!」となったので、ここで「大事なポイントだけ」まとめたいと思います。
DBSを検討される方へ。
「焼き切るタイプ」のオペと、「DBS」(ペースメーカーによる調整するタイプ)の最大の違い
焼き切るタイプの方が「効果覿面」という反面、取り返しがつかない。
DBSは、ペースメーカーの電源を切れば、いつでも、止められる。
口のジストニアの方は???
※ 私の場合、焼き切ってしまえば、効果は絶大で、目はパッチリ開くと思うけど、足や手(特に「足」)にどんな影響が出るか?保証できない。
※ 上記を考慮すると「口にジストニアが出ると、難しい」というのは、非常に良くわかる。
※ 吹く楽器(フルート、サックス等)、口だけ使う訳じゃないから、電気を強くして行けば、口のジストニアは抑えられても、当然、演奏に手も使うので、手が、こんな風になったら大変。
電気をかな急激に上げた時に出た、手の反応 ↓↓↓
※ 「運動」する(動かす事)には、支障が無いです。
例えば、お皿を洗うとか、パソコンを打つとか、ヨガをやるとか、物を持つとか。「意思を持って、動かそう!!」という時には、問題なし。
※ 「固定」ができない。
「左手で、お茶碗も持っている」とか、固定した動きをしようとすると、肩や肘が動き出して、「固定」しているのが難しいです。
※ この動画は、あくまで、急激に刺激を強くした時に出た反応です。この時以降、一度、電気を下げて、少しづつ電気を上げて行く方法にしたので、この「悪影響」(電気の悪さ)も、軽減されたり、慣れてきたりしています。
眼瞼痙攣の方は???
オペの直後は「オペをした!!!」という強烈な刺激で、目がパッチリの事が多いけど、それだけでは持続しないので、DBS(ペースメーカーでの調整、電気治療)となる。
※ オペ直後(2月&3月)、目のストレスがゼロで、サングラスを忘れて過ごせました。
オペ直後「これだけの効果があった!!!」という事は、このオペが、私には効果がある、という事が実証される。
※ 残念ながら、平せんせいが20年以上、ジストニアのオペ&治療をする中で、数名(2〜3名)全く、効果が無かった方が、いたそうです。理由は未だ不明。「ジストニアでは無かった」としか、考えられない。そうです。
※ これだけ成果がでるなら「焼き切る」オペをすれば、確実。という選択肢のお話もありましたが、私は、もう一度、あのオペをする、心の準備は、今は、できていません。
※ また、先生も「りずむさん、仕事が足じゃなければねぇ」とおっしゃっていた様に「顔に絶対的な効果がある場所を焼ききってしまうと、顔を治っても、足に出る影響が未知数。」
(まだ、完全にタップダンサーを辞める、準備もできてないです)
オペ直後(入院中)から、目が開いてる。(電気刺激の前)↓↓↓
その後、電気刺激を開始
★ 始めは、右はそこそこ強く電気を流せたが、左は、ちょっとでも上げると「しゃべれなくなる」、「喉がつまって、ツバを飲み込めない」などの影響が強く出すぎて、電気のパワーを上げられなかった。
★ タップシューズを履いてみたら、歩けるし、走れるのに、タップダンスの様な、繊細な動きが出来ない事に気づく。
★ 足の問題に当惑したけど「まず、目(顔)を治す事に専念すると決意し、足や手に、影響が出ても、無視する事にした。
何度も調整を繰り返しわかった事
★ 刺激を変えてから数日は、その刺激が良くても悪くても「刺激を変えた」という反動(刺激)により、目が開くが、一喜一憂しない。
※ 従って、あまり調子が良くなくても、変化して行くので、1ヶ月〜1ヶ月半は、様子を見る必要がある。
★ 手や足への、悪影響(悪さ)を軽減するために「広範囲に、あまり直接的でなく流す」方法も試みた(写真)↓
※ 目が全然、開かないばかりか、悪さだけ出たので、やめた。
★ 色々やった中で「いつが一番良かったか?」と言ったら、やはり、直接的に目(顔)にダイレクトに効果のある所から、強く流す。
※ 手や足への影響は、大きいけど「目の治療に専念する!!」と決めたからには無視。(知らん顔。気にしない。)
★ 10ヶ月以上、電気治療を続けて、左のペースメーカーも「悪さ」を乗り越えて、当初の倍くらい、上げれる様になった。
※ 最初は、ちょっと上げても、ツバを飲み込めないくらい、喉が詰まってしまったが、その環境で、飲んだり食べたり、話したりする事に慣れたのかもしれない。
★ そんな訳で、来年は、この「一番、目(顔)に効果がでるはず」の場所で、「悪さ」に少しづつ慣れていくように、ちょっとづつ電気を上げていく方針です。
※ 手や足の様子がおかしい事は、徹底して、見て見ぬ振り!!!
(写真)広範囲に電気を流した時 & ボトックスも打ってるのに、シワが寄ってくる。↓↓↓
(ボトックスを打ったら、眉間にシワを寄せれないはずなのに、寄ってくる。←「悪さ」の力の方が強い)
ボトックスについて
眼瞼痙攣、顔面痙攣、その他のジストニアでも、ボトックスで症状を抑えられていて、オペをしなくてすめば、それに越した事は無いですよね?
※ 私の場合、数年の眼瞼痙攣の間は、痙攣はボトックスで抑えられていて「わーい」と思っていました。
※ 数年後には、重症化して「目が開かなくなる」という「機能的盲目」になったので、ボトックスを打って、痙攣は抑えられても、目を開ける事は出来なくなりました。
調整が難航する中、先生から「ボトックスとの併用で、ジストニアを抑え込む」提案があった。
※ その提案の後、2回、ボトックスを打ちました。結果は、オペ前と同様、痙攣は抑えられても、ボトックスで「目を開ける」事は出来ないので、今後、打ち続けるか?は、現在、検討中です。
ボトックスは誰が打っても同じではない(by平せんせい)
ジストニアに「ビシッ!!」っと効果のある場所に打てる先生は、日本に3人くらい。とのこと。
その一人が、国立精神、神経医療センターの坂本先生。
予約が二ヶ月待ちの後、やっと受信して、
「僕は、確かに、首や腕や腰のジストニアに関しては、他の先生より、成績が良いかもしれません。でも、目の周りは、打つ所が決まってるから、誰が打っても同じです」
と、断られました。(眼瞼痙攣の方は行かない方が良い)
※首や手や腰、腕など、広範囲で、ボトックスが効かなくて、困ってる方は行ってみても、良いかもしれません。(以下に、情報のURL添付)
他の治療方法 (ジストニアへの理解と誤解)
ジストニアは基本的に治らない。
※ 一時的に症状が出ない事や、症状が軽い時はあっても、一度なったら、治りません。(少なくとも、自然には治りません)
※ 私も10年の中で、1年くらい、症状が出ない時がありました。
焼き切るオペで、動きを抑えるか、DBSで症状を抑え込み苦痛を軽減する(苦痛を忘れられるレベルにする)。
私も色々、やりました。例えば、、、
★ 認知行動療法
うつ病の予防&治療などに、とても効果のある方法です。
※ ストレスの原因(自分の心の中)を探求して、ストレスで一杯になって、うつ病に陥る前、または、うつ病になってからでも、その原因が溢れ出す前に、せっせと、その原因を外に出す(排出する)
例えて言うなら「コップの水が一杯になって、溢れる前に、気付いて、水を、減らして、溢れ出ない様にする」という感じ。
※ でも、私の場合は長年、カウンセリングを受けましたが、生活の色々な場面で、ストレスはあるにしても、何を置いても「目が辛い」という事以外、考えられなかったので「ストレスで目が開かない」のか?、「目が開かないから、ストレスがたまる」のか?解らない状態でした。
★ アレキサンダー法
※ 認知行動両方と同様に、音楽家や、そうでない人の色々な場面で効果がある様ですが、ジストニアの治療には、当てはまらず。
平せんせいの言葉で言うと、
「ストレスでジストニアになるなら、僕ら全員、とっくにジストニアになっています。」
と、一刀両断。
※ 色々な情報が溢れる中で、ジストニアはジストニア。ストレスはストレス。うつ病はうつ病。全部、一緒くたにしない。
※ 先生も言う様に、ジストニアは認知度も低いし、名前や症状を目にしても、本当に理解し難いし、理解されにくい。
「何が正しい情報なのか?」も私自身、未だ分かりません。
でも、混合しない事は、大切だと思います。
★ ボトックス保険のルール ↓ ↓
http://rizumu.je2.jp/dystonia/botox-no-konnarnn/
★ ボトックス 保険適応と 保険の弊害 ↓↓
http://rizumu.je2.jp/dystonia/botoxno-kouka/
★ ジストニア オペのリスクなど ↓↓
http://rizumu.je2.jp/dystonia/keika-kansatsu-komatteruhitohe-risukuni/
★ 眼瞼痙攣&顔面痙攣でお困りの方へ ↓↓
http://rizumu.je2.jp/dystonia/okomarinokatahe-matome/
★ 手、首、腰などのジストニアでお困りの方へ ↓↓ (国立 精神神経 医療センター 坂本崇せんせい)http://rizumu.je2.jp/dystonia/kokuritsu-seishin-shinkei-iryou-sakamoto-takashi/
来年は、目のストレスを忘れて、サングラスを外して、「見る事を楽しむ生活」が、できていますように。
アーメン。
りずむK