眼瞼けいれん、ジストニア治療の道のり

私自身が10年間、苦しんだ、
「演奏家に多い」と言われる病気の、手術と治療について記しています。

睡眠薬に注意!!!「眼瞼系痙攣」の原因は「薬害という説(ベンジゾアセピンの危険)」2022年

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そもそも、なぜ「眼瞼痙攣」(ジストニア)という病気になったのか?

その原因の、有力な候補の1つに「ベンジゾアセピン系の薬の服用」があります。 

以前にも触れた事がありますが、コロナ禍により、精神薬、抗不安薬、睡眠薬を服用する人が劇的に増えた事もあるか?と思うので、ここにもう一度記します。  


 

〜医者は教えてくれない「薬の危険」〜

1)ベンジゾアセピン系の薬の「中毒性」の高さ。

※ この系統の薬は、薬への依存度や、辞めた時の「離脱症状」の高さが、かなり危険レベル。 

※ ゆえに、30日分以上の処方は不可能。

私の場合「メイラックス」という抗不安薬を、長年に渡り、ひたすら「辞めるな危険、飲み続けろ!!!」と言われ続け、飲み続けた。(@東京女子医大)

※ 薬は、ちょいちょい名前が変わるので注意。

※ 薬剤師さんをも翻弄する、今の名前は「ロフラゼプ酸エチル錠」

「うつ病発症」から、もう15年以上処方されて、5年前から減薬、断薬に努めていますが、離脱症状が危険なため急には辞められません。


 

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(重要な副作用)というところに

大量連用により薬物依存、容量の急激な減少ないし、投与の中止で、離脱症状、幻覚、呼吸抑制

と、しっかり書いてあります。

私はコレらの症状に苦しみながら、断薬、減薬をしてる訳です。(もう6年目)

※ これを、何も言わずに15年も処方し続ける医者はバカです。⬅︎女子医大の坂本は「その筋」では偉い人らしいですが、、。


 

2)ベンジゾアセピンが、そもそも「眼瞼痙攣」(ジストニア)の原因説。

これは、ジストニア患者さんから得た情報です。

「りずむさん、ベンゾ系の薬のんでいませんか?」という問いかけから始まりました。 

自分でさかのぼって調べたら、私が初めて「睡眠導入剤のサイレース(フルニトラゼパム)」を処方された日程と、その後、1ヶ月以内に、目が突然、痙攣を始めた時期が、ぴったり合致しました。

その当時、何が原因か全くわからず、「うつ病の1つの症状か?」と思っていたので、心療内科で相談したり、眼科に行ったり、あれこれあれこれやりました。

「目の痙攣がベンジゾアセピンが原因では?」という事にたどり着いたのは、痙攣がひどくなり、目がほとんど開かなくなり、あれこれオペをやり続け、失敗を続けて、10数年後に、ようやく「原因はこれでは?」という説にたどり着きました。

※ その間も、心療内科では、ずっと、メイラックス、サイーレス、ロゼレム、ロヒプノールなどの「ベンジゾアセピン系」が処方され続けました。


 

実は、6年前に私が「減薬」を決意した時に、宇津木クリニックの宇津木先生に、

「ベンゾが痙攣の原因説」と、断薬を決意した事を伝えましたが、

当時の宇津木医師は、

「は?何それ? 薬やめるなら、さっさと辞めないと、飲みがなら辞めるなんて、のんびりやってたらダメなんじゃないの?」

と、かなり無責任な発言をした上で、

ジストニア(眼瞼痙攣)とベンゾ系の薬の関連性には、全くの無知で興味も無さそうでした。(外科医だからね?)


 

ところが、今年(2022)。

ちょっと確かめたい事があり、宇津木医師と電話で長話をした際、彼は、

「あぁ、睡眠薬がそもそも眼瞼痙攣の元凶じゃないか?と言われてますからね〜。他の方法で痛みを和らげないとねぇ〜。でも、ベンゾ系、急に辞めると危ないからね、、、困りましたねぇ。」

という、ベンゾ系の危険についても、ジストニアの原因についても、まともな発言に代わっていました。

※ 遅いよぅ〜! 患者さんのが知ってるよぅ〜。そのどちらも、6年前にわたしが言った事ですよ〜、、、

患者の声に耳を傾けるのも、その声がだいぶ「声高」になってから、、と大変、遅いのです。 

 


 

そんな訳で、

なかなか医者の知識も追いついて来ないからこそ、

「治療法が見つからない難病」ジストニアですが、

依然として、原因は「ベンジゾアセピン系の薬が原因!?」が、かなり有力説です。

昨今「ドリエル」など、市販で買える睡眠薬も多々出回っているし、

医者に「眠れない」と言えば、危険の注意喚起なく、たくさんのベンゾ系の薬を処方する医者は多々いるので、

みなさま、お気をつけて、コロナも、睡眠障害も、うつ病も、ジストニアも乗り切ってくださいませ。

誰一人、眼瞼痙攣になって欲しくないし、ベンゾ中毒にもなって欲しくない。

りずむK