眼瞼けいれん、ジストニア治療の道のり

私自身が10年間、苦しんだ、
「演奏家に多い」と言われる病気の、手術と治療について記しています。

桜木町眼科の院長がボトックス注射を辞めた!!!(ショック!)

...

左)目が縮む 
右)「縮む」を伸ばすと、目が開く。 


 

今回、ちょっと考えがあって、注射を我慢していた。

1)ボトックスの注射のせいで、目がものすごく小さくなってるのか?

2)がんけん痙攣のせいで、目が収縮して小さくなっちゃってるのか?

を見極めたくて、もう3週間前から、顔面がものすごく痛いけど、前回の注射が完全に切れるのを待って、様子をみていた。 

目がこうなっちゃうのは、
なぜなのか?と 


 

今日の診察は、なぜか、例の「副院長」。←ジストニア、眼瞼痙攣について、明らかに何も解らない人。

副院長は、、、、

1)写真を撮る(写真くらい撮ってもいいけど)

2)「今日も50単位、入れていきましょう」とか言う(言ってもいいけど)

「この目が小さくなっちゃう原因は何なのか?」探りたくて。

1)注射のせい? または

2)注射の打つ場所のせい? または

3)注射はもう切れてるはずだから、痙攣でそうなる?

という疑問を、一応、副院長に投げかけてみた。(一応ね)

〜副院長の答え〜

「え〜と、そうですね〜、保険の範囲でやっていきましょう。」←答えになってないし、

「明らかに、患者がなんの疑問を投げかけてるか解らない」という返事。 


 

受付で「不毛な診察を受けましたけどアレはなんですか?」と訴えて、改めて院長の診察。

(私、クレーマーみたいじゃないか?!)

結論)「目が小さくなるのは、強い痙攣のせいでしょう。目を開けるのと同時に、左右の縮みも軽減できるように、工夫して打ってみましょう」と。 

1)痙攣で強い収縮が起こる。

2)重度のけいれんなので、上下だけじゃなく、左右からも縮む。

3)目を上下に開けるためにも、上下だけじゃなく、左右にも開くように、注射を打たないと、目が開いてこない。

4)故に、眉間や目頭は多めに注射を打つけど「目尻の方にも注射を打って、目の周りの筋肉を全体的に広げる必要がある。」とのこと。

ちょうど、こんな風に、目尻の方の筋肉も広げないと目は開かないし、目の縮みも解消されない。(写真)

筋肉を、外に広げる事で、
目が、上下にも、見開かれる。 


 

とっても良く解るし、院長と話して納得。

(やっぱ、院長、解ってるわ〜、と安心する)

そして注射です。

また副院長が来て「こちらに寝てください〜。」って。

院長はどこかに行ってしまって、

副院長が注射器を持ったから、

「ちょっと待って!!!」と。


 

今日も院長と、散々、話たじゃないですか?

(院長が、色々、質問してきたから。。。。。

1)眉毛の上下のオペとか(切って、筋肉をとったとか)

2)脳外科での、頭蓋骨オペとペースメーカーの故障とか (脳に電気を流す治療の失敗とか) 

3)松尾がんけんでの、まぶたの上と下の切開&失敗 とか

桜木町眼科の先生は、この「松尾の理論(ミューラー筋をいじって痙攣を直す方法)」の反対派だそうです。

桜木町眼科の院長は、「まぶた関連」の専門だから、当然よく知ってる。

4)私が長年、渡り歩いた、ボトックス注射の病院の数々とか!!!

ついさっき、長々と、話したじゃないですか?院長と???

色々、あれこれ、全部やって、全部、失敗したから、

もう「治療法が見つかってない病気」の「新しい治療の実験台にはならないと、決めたんです。」という話を、

ついさっきしたじゃないですか!!!!(5分前に!!!)

    


 

注射だって、誰が打っても同じじゃないんです。

「さんざ、渡り歩いて、目を開ける事ができたのは、桜木町眼科の院長だけでした」って言ったじゃないですか?

私にとって、今日打つ注射に、これから2ヶ月の生活がかかってるから、

1)注射の経験の浅い、

2)がんけん痙攣の知識も希薄な、

さっき「目の筋肉の質問」したけど、ちんぷんかんぷん?って感じだった人の

3)実験台になるのは、勘弁してください!!!!

と、訴える。 

副院長は「私だったらすぐ打てるけど、院長だと、どのくらい待つかわかりません」とか言うけど、そういう問題じゃない!!!!

待てというなら待ちます。

(予約は、12時半だけど、すでに14時すぎです)


 

院長が(他のオペに行ってたけども)

「はいはーぃ!!!」と言って、飛んできた。

この眼科の救いは、院長が、眼瞼痙攣を解ってるだけじゃなく、院長の人柄が親切、丁寧、やさしい。威張らない。←大抵の医者だと、忙しい時にこういう患者がいると、イラっとするよね?(ちっ!っていう態度とる)

もし、バタバタして、イライラしてて「やっつけ」になりそうだったら、一度帰って、別の日に出直そうと思った。

(もう、私が駄々っ子みたいだけど、しょうがないです)

院長「金子さーん、僕、もうボトックスは全部、副院長に任せてるのよ」

 「申し訳ないです、誰が打っても同じじゃないので、、」

院長「僕、最近、全然、打ってないんだよ〜」

 「大丈夫です。先生、2ヶ月前は、打ってました!」


 

医者にとっては、何十本も打つ、注射の中の1回。

でも患者にとっては、この1回に、ここから2ヶ月の生活がかかってるんです。

もう1回言いますけど、私はもう、

1)注射の経験が浅い人の練習台にはならないし、

2)成功例が少ない、新しいオペの実験台にもならない。

ワガママを言って申し訳ないけれど、副院長には、触らせない。

里朱生K


 

PS  院長は帰りに、

「辛かったら、2ヶ月待たないでも、1ヶ月半で保険の問題はクリアできるからね、またいらっしゃい!」と。 

ほ、。。

 

上下、左右、
斜め上、斜め下、
全部の筋肉を広げるように打つ。