眼瞼けいれん、ジストニア治療の道のり

私自身が10年間、苦しんだ、
「演奏家に多い」と言われる病気の、手術と治療について記しています。

眼瞼痙攣とボトックス(保険適応と保険の弊害)

ボトックスについて、私の知っていることを書いておきます。...

「眼瞼痙攣」「目の痙攣」「目の痙攣が辛い」「ボトックスの効果」などの検索ワードで、私のHPを見る人が、どんどん増えてるので、私が知っていることを、改めて記しておきます。


 

 

2006年から、保険適応になった、「眼瞼けいれん」。

患者数は20万人〜30万人と言われています。

※「眼瞼けいれん」という名前に、たどり着いていない人の数を考えると、もっと相当な数、いると思います。

保険適応になる前から、ずっとボトックスを打っていた私は、最初、眼科医から、美容整形に転向した先生に打ってもらってました。

理由1 目の事をよくわかっている

理由2 美容整形の医師なので、ボトックスの扱いに慣れている。 

でも、その眼科で、その先生がいなくなってしまったからは、ずっと、家の近くの、美容整形の先生に、打ってもらっていました。


 

 

ボトックスの効果 

美容界では「万能」と言われる、ボトックス

★ おでこのシワがイヤ

★ 目尻の笑い皺がイヤ

★ 脇の下や、手などの多汗症で悩む

と言った様な症状には、効果は絶大です。

眼瞼けいれんで、苦しむ私にも、効果は絶大でした。


 

 

ボトックスの恐怖

★ 筋肉の動きを止めてしまうので、1つ打つ所を間違うと、目が開かなくなってしまったりする。 

※ 効果は2〜3ヶ月なので、ボトックスの効果が切れれば、当然、元に戻ります。

★ 一度、体にボトックスに対する抗体が出来てしまうと、ボトックスが効かなくなる。


 

 

保険適応の弊害

★ 近年、保険適応になったので、多くの眼科のHPで「眼瞼けいれん」という文字が見られますが、眼科医が「眼瞼けいれん」の知識とボトックスの経験が浅い。

※ 私も、保険適応になってから、眼科でボトックスを試みましたが、まず、ボトックスの常備が無いので、取り寄せるのに2〜3週間待つ。

ボトックスが届いた所で、医師の経験が浅いので、おっかなびっくり打つ。という感じでした。


 

 

以下は、あえて「保険治療」をやっていない先生の、率直な話より、、

★ ボトックスを打っていい、安全な量は100単位、と解っているのに、保険適応だと、40単位しか打てない。

★ 「抗体ができるのが怖い」と言うが、今時、抗体ができるボトックスはほぼ無い。

★ 保険が効くのが、一度打ってから2〜3ヶ月以降。(その期間の前に打つと自費)となっているが、法の整備ができていなくて、地方自治体により、保険が効くのが、2ヶ月後だったり、3ヶ月後だったり、バラバラ。

★ ボトックスを打つには免許が必要だが、その「免許」は1〜2回、講習を受ければ取得できる。

という事で、私は、眼科で打つのは、すぐに辞めて、再び、ボトックスの経験が豊富な、美容外科で、打ってもらっていました。

 


 

 

平せんせいの話 

★ きちんとした効果を出せる場所に、ボトックスを打てる医師は、日本に3名くらいしかいない。

★ ジストニアと眼瞼けいれんで、ボトックスを打つなら、誰でも同じでは無い。(1個、打つ場所を間違うと怖いし)

★ 私の場合、ジストニアのオペ済み、なので、電気治療とボトックスの併用で、症状を「強制的に抑え込む」事を続けるうちに、症状が出なくなる事も多々ある。


 

 

と、言うわけで、是非とも、平せんせいご紹介の、先生に一度、診ていただきたい所ですが、なにせ、予約が最短で2ヶ月後。

二ヶ月間、目の苦痛と、頭痛と戦っている間をしのぎたいものだ、と探してみた。

この先生の書いている事は、私が出会った医師の中では

「眼瞼痙攣」の事、すごく解っている!!!と思います。

http://www.ganken-keiren.com/index.html

※ 実際に先生にお会いしていないので、なんとも言えませんが。。。

もし、行ってみたら、また報告します。

りずむK