あまりにも多くの方が、私の過去のブログで、
「今回のボトックスの失敗の背景」というタイトルの記事を読んでしまっています。
※ 年々、月々、日々、増量中。
〜注射が失敗する背景は、大体はこんな所です〜
失敗1) 医者の経験不足
※ 保険適応になってから、より多いですが、実は「ボトックスの免許持ってます」という医者は、2回、講習を受けただけです。
※ 急に「眼科」で、眼瞼痙攣を取り扱うようになったので、あまりにも、ジストニアの知識が乏しい医者が、注射を打つようになった。
※「効果的に打つ」事への、医師の知識と経験不足
失敗2) 薬(液体)の液漏れ
※ ボトックスが液体なので、どうしても「流動的」
※ 目の際どい場所に、打たないと効かないので、どうしても、薬がじわじわと流れ広がる。
※ 痙攣を抑えると同時に、瞼を開ける筋肉を抑え込んでしまう事が、起こるのは、ママある。
失敗3) 観察不足
※ どんな「名医」でも、個々の患者の痙攣の出方の「観察」が必要
※ 1回目から「ばし!」っと決められる人は、そういない。
※ マニュアル通りに打てば、うまく行くなら誰も苦労しない。
※ どこに、どんな風に痙攣が出るか?どうしたら抑えられるのか?という「経過観察」がどうしても必要です。
では?「効果的」に打つには?どうしたら良いのか?
私の初めてのボトックス注射は、2007年の1月です。
そこから、13年間、本当にたくさんの場所で、たくさんの注射を打ってきました。
成功への鍵は2つ。
※ 当たり前の事すぎて、すみません。
※ でも、この当たり前をやらないと、どうしょうもないの。
成功へ1)医者の腕(知識とスキル)
※ 何が、どうあって、経験不足の医者の練習台にならない!
※ 眼瞼痙攣、ジストニアの注射で、経験のある医師を選ぶ。
※ 保険適応の前から、ボトックスと眼瞼痙攣を扱ってた、と言う意味では、「眼科」より「美容整形」系の医師の方が、経験がある場合も多々あると思います。
以下、参考までに、私が訪れた数々の「眼科」よりは、かなり経験のある、美容系のクリニック。
参考1)タカナシクリニック(新宿)
※ 私は、結構、長い年数、ここで打ってもらいました。
※ 保険適応の治療と、保険外の両方を扱ってる、美容皮膚科系です。
※ 眼瞼痙攣は、保険で打てますが、保険だと、儲からないから、ちょっと雑な扱いを受けるかもです。
参考2) 宇津木流 (新橋)
※ 私に最初に、注射をした先生。
※ 美容整形の第一人者
※ 注射の経験と数は、すごく多い。
※ ただ、高いです。
※ 診察オンリーが1万円+オール自費負担 (毎回、7〜8万はかかると思います。)
成功へ2)何よりも、自己観察
※ 一番、頼るべきは、自分です。(嫌だろうけど)
※ 自分の目を観察する
※ どうやったら痙攣が抑えれるか?
※ どうやったら、目が開くのか?
※ 誰よりも、自分の目を知ってる必要があるし、医者にそれをちゃんと伝える。
実は、私、前回、大きく失敗しました。
※ 失敗と成功は、何度も繰り返される。
1)左目の痙攣と緊張、緊張から来る痛みが強い
2)だからと言って、左ばかりに重点を置いて、打ってもらった
3)保険で打てるマックス量(50単位)をどう配分するか?が鍵
※ 左を抑え込んで行けば良いか?と思ったけれど、
※ 私の場合、痙攣が目だけでなく、顔面に広がっていて
※ 全部の筋肉が、顔の中心に向かって集まってきちゃう感じ
左の目の周りばかり、抑えてもダメだった!
※ 縮んでる筋肉が、広がらないと目は開かない!
この失敗の期間、私は、再度、再再度、自分の目を観察しました。
※ 痙攣が強いし、目が開かないから、どうしても、顔を触る。
※ あっちを触り、こっちを触り、
※ 筋肉を抑えたり、引っ張ってみたり、
※ あれこれあれこれやってると、
「ここ、引っ張ると、目が開くじゃないか!」という場所があったりする。
動画)模索と試行錯誤
そんな「失敗と成功の観察」と、医師との情報の共有(コミュニケーション)が、本当に大切になってきます。
※ もっと「魔法の言葉」的な、成功の秘訣があれば良いのですが、すみません。
あと、医者は、たくさんの患者を診てるので、びっくりするほど「前回の事」を忘れています。
毎回、くどいくらいに、同じことでも、伝える必要があります。
※ 「前回と同じことを言うのは、あれか、、?」と思って、言うのを控えた時は、毎度、失敗してます。
※ うるさがられても、仕方がないので、同じ事でも、大事なことは、言わないよりは、言った方が良いです。
そして、これが、今回の注射の成果です。
別件ですが、動画を見るとわかりますが、
1)目の左右の差が大きいのと、
2)どうしても、右目の瞼は、下がってくる
なので、今年の初めから検討してた、
右目の眼瞼下垂の手術を9月にします。(来週)
眼瞼痙攣の範囲は、どんどん広がってるけれど、
注射はすでに、マックス量の50単位を使ってるので、
少しでも、目を開けて、痙攣を抑制する、改善、改良の助けに慣れば良いと思います。
ジストニアとの闘い、注射との闘い、諸々の成功を祈ってます。(私のも、他の方のも)
参考になりましたら、幸いです。
りずむK
余談ですが、瞼を引っ張るために、入れたナイロンの糸。
右目の下の「穴」がひどいし、効果がないので、
眼瞼下垂オペの時、糸を撤収してもらおうと思います。
糸が入ってる限り、目の下の穴、開いてるママだろうし。